2015年度
豪華絢爛、日本一の山車祭りと言われる国指定重要無形民俗文化財「八戸三社大祭」が、7/31〜8/4の5日間、青森県八戸市において今年も華やかに開催されました。吉田産業グループも唯一の企業山車として参加し、今年で26年目を迎えました。
吉田産業グループの今年の山車題名は『義経北行伝説「蝦夷渡海」(よしつねほっこうでんせつ えぞとかい)』。山車は、常盤御前、静御前、北の方に見守られ、観世音菩薩、海神の加護により竜馬に乗って蝦夷ヶ島へ旅立つ義経主従の場面をを表現しました。
運行中は、強風のため仕掛けが広げられない日があったり、突然の大雨が降る日もありましたが、天候に負けないくらい大変多くのご声援を頂き、山車審査の結果、おかげさまで4年連続の「優秀賞」頂くことができました。
「八戸三社大祭の山車行事」がユネスコ無形文化遺産登録候補となっており、登録されれば青森県初の無形文化遺産となるため、他の山車組と共に盛り上がりを見せた中、八戸三社大祭の期間中の入り込み数は昨年を5万5千人上回る96万人と、大盛況のうちに終えることができました。
山車の製作から運行までご協力、応援して下さった全ての方々に、この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。
以下、今年の吉田産業グループの参加の様子、山車の概要をご覧下さい。
お祭りの様子をご覧ください。 写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます。
2015年度 吉田産業グループの山車のあらまし
山車題名
義経北行伝説「蝦夷渡海」(よしつねほっこうでんせつ えぞとかい)
題材設定の趣旨
源平合戦の英雄、源義経。兄頼朝に追われる身となった義経は、平泉では死なず北へ落ち延び岩手、青森、北海道、果ては中国大陸まで続く、義経北行伝説。この壮大な歴史浪漫に注目し、今回の題材に設定した。
主役
源 義経
山車概要(場面説明)
平泉では死なず北を目指す義経主従。三陸沿岸、数多く伝説の残る八戸を北上し、三厩にたどり着くと荒れ狂う竜飛の海は、義経達の行く手を阻んだ。義経は、三日三晩お守りの観世音菩薩に祈願すると、満願の夜、白髪の翁が現れ三頭の竜馬を授けられる。また自らの兜を海神に奉納し渡海の安全を祈ると蝦夷ヶ島へ無事旅立った。
山車は、常盤御前、静御前、北の方に見守られ、観世音菩薩、海神の加護により竜馬に乗って蝦夷ヶ島へ旅立つ義経主従の場面を創作した。
見返しの場面
静御前
頼朝に捕らわれた静御前が、鶴岡八幡宮で義経を慕い最後の舞を舞う場面
製作における力点
迫力のある竜馬3頭と今までにない波の表現で躍動感のある造りにした。