2009年度
豪華絢爛、日本一の山車祭りと言われる国指定重要無形民俗文化財「八戸三社大祭」が、7/31〜8/4の5日間、青森県八戸市において今年も華やかに開催されました。吉田産業グループも唯一の企業山車として参加し、今年で記念すべき20年目を迎えました。
吉田産業グループの今年の山車題名は『合掌土偶国宝指定記念 是川風張縄文祭祀』。
風張遺跡から出土した合掌土偶が今年3月に国宝の指定を受けたことを記念して今回の山車題名に設定し、審査の結果、「秀作」「運行賞」「市制施行80周年記念特別賞」のなんと3つの賞を同時に頂くことができました。
8/2の夜間合同運行には、NHK大河ドラマ「天地人」に出演の、市川笑也さん(武田勝頼役)、江波戸ミロさん(きた役)、加藤清史郎くん(樋口与六役)の参加により一層盛り上がり、期間中の入り込み数は昨年より7万人多い98万5千人と、八戸市制施行80周年や合掌土偶の国宝指定などの節目の年を大盛況のうちに終えることができました。
山車の製作から運行までご協力、応援して下さった全ての方々に、この場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。
以下、今年の吉田産業グループの参加の様子、山車の概要をご覧下さい。
お祭りの様子をご覧ください。 写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます。
2009年度 吉田産業グループの山車のあらまし
山車題名
合掌土偶国宝指定記念 是川風張縄文祭祀(がっしょうどぐうこくほうしていきねん これかわかざはりじょうもんさいし)
題材設定の趣旨
八戸市内には、数多くの縄文遺跡があり中でも合掌土偶の出土した風張遺跡、漆製品が出土した是川遺跡は有名で、今年3月に合掌土偶が国宝の指定を受けたことを記念し今回の題材とした。
主役
縄文の新郎新婦
山車概要(場面説明)
今年の山車は、縄文人が火、大地、水の恵みに感謝し暮らしている所と縄文の祭祀を表現、創作した。中央上段は、縄文人の新郎新婦を主役とし合掌土偶を囲み、みんなでお祝いしている場面。左回転部は、栗、トチ、どんぐりの収穫、狩り、漁の成功を喜び火を囲んで踊っている場面。中央下段は、野うさぎ、鹿の狩りをしている場面。右回転部は、川でサケ漁をしている場面とした。
見返しの場面
縄文人の海での漁の場面。
製作における力点
国宝の合掌土偶、遮光器土偶、土器を多数製作し各所に配置した。