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2005年度
吉田産業グループ山車組は「優秀賞」と「会頭賞」のダブル受賞!!
山車組:吉田産業グループ
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山車題材:蕪島神社縁起 復興大漁を願う八戸弁財天
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豪華絢爛、日本一の山車祭りと言われる「八戸三社大祭」が、7/31〜8/4の5日間、青森県八戸市において今年も華やかに開催されました。吉田産業グループも唯一の企業山車として参加し、今年で16年となりました。

今年は三社(神明宮、おがみ神社、神羅神社)のうち、吉田産業グループも属する「神明宮附祭グループ」の7山車組は、今年のブームである「源義経」にテーマを統一したため、同テーマで様々な場面の山車が堪能できる、例年とは一味違ったお祭りとなりました。

吉田産業グループの今年の山車は【源義経北行伝説 「ハンガン カムイ」】。義経がアイヌの神様だったと言う伝説を中心に製作し、審査の結果、お陰様で過去最高タイの「優秀賞」を頂くことができました。

8月2日の夜間合同運行には、NHK大河ドラマ「義経」に出演している、市川左團次さん(金売り吉次役)、石原さとみさん(静御前役)のお二人が参加したこともあり、5日間の人出の合計は92万5千人(八戸観光協会発表)と大変多くの方に見に来ていただいた、暑く熱い5日間でした。

山車の製作から運行までご協力、応援して下さった全ての方々に、この場をかりてお礼申し上げます。

以下、今年の吉田産業グループの参加の様子、山車の概要をご覧下さい。
お祭りの様子をご覧ください。 写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます。
2005年度 吉田産業グループの山車のあらまし

山車題名

源義経北行伝説 「ハンガン カムイ」(みなもとのよしつねほっこうでんせつ はんがんかむい)
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題材設定の趣旨

源氏の御曹司として歴史の表舞台に立ち、平家滅亡へと導いた英雄、源義経。しかしその行動力があだとなり、兄・頼朝に追われる身となってしまう。今年の山車は、義経が平泉から逃れ、青森から北海道に渡り、アイヌの人達が義経を神様だと崇拝していた伝説に注目し山車題名を設定した。
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主役

源 義経
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山車概要(場面説明)

歴史のうえで、義経は1189年4月 平泉で藤原泰衡に攻められ、自害したことになっている。しかしひそかに平泉を脱出し八戸に滞在後、青森県内を通り三厩から北海道に渡った。北海道での義経は、アイヌの人々からは、ハンガンカムイ、オキクルミホンカンカムイなどと言って崇拝されていた。このことは、徳川光圀が編集した「大日本史」にも記述されている。山車は、義経がアイヌの神様だったと言う伝説を中心に、回転部には、三厩から竜馬に乗って北海道に渡る場面と、北海道に渡り海の主の白蛇、大蛸、龍神と戦う場面、中央下段は義経を神様と崇拝していたアイヌの伝説的なお祭のイオマンテを再現した。中央上段は、義経、弁慶、静御前。
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見返しの場面

「類家稲荷大明神縁起」から八戸各所にある伝説をとりまとめ、義経、弁慶、久我の姫、従者たちを配置し八戸に滞在している場面とした。
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製作における力点

八戸三社大祭初登場のアイヌの祭礼、衣装をできるだけ忠実に再現した。その他人形、動物などは1体1体大きく作り、躍動感のあるように製作した。
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その他

「イオマンテ」とは動物の魂をカムイモシリ(神の国)へ送ると言う意味で、一般的には飼い熊の霊送り儀礼を指す言葉

「オキクルミ」とは農耕、狩猟の神のこと

「カムイ」 神様
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