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2002年度
吉田産業グループ山車組は「優秀賞」と「会頭賞」のダブル受賞!!
山車組:吉田産業グループ
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山車題材:蕪島神社縁起 復興大漁を願う八戸弁財天
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青森県を代表するお祭りの1つ、日本一の山車まつり「八戸三社大祭」が7/31〜08/03の4日間にわたり華やかに開催されました。豪華絢爛な27台の山車と引き子の威勢のよい掛け声が八戸をお祭りムード一色に染め、熱い夏を彩りました。吉田産業グループの参加は今年で13年目となりました。

今年の12月、誰もが待ち望んでいた新幹線がいよいよ八戸市にもやってきます。開業を祝う山車が多く、どの町内も例年以上に力の入ったものを作り上げてきました。吉田産業グループの今年の山車の題材は「當世流小栗判官正清(とうりゅうおぐりはんがんまさきよ)」。舞台は、小栗と照手姫が諸国を流浪しすれ違い、大変な辛苦の末に、熊野権現の霊験によりようやく結ばれるという物語を、右下段、左下段、中央上段の三場面で表現し、見どころの多い山車となりました。

本審査の結果、お陰様で昨年を上回る過去最高の優秀賞を頂くことができました。この勢いと新幹線開業という波に乗り、不景気を吹き飛ばすよう努力してまいります。山車の製作から運行までご協力、応援して下さった全ての方々に、この場をかりてお礼申し上げます。
お祭りの様子をご覧ください。 写真をクリックすると拡大写真がご覧いただけます。
2002年度 吉田産業グループの山車のあらまし

山車題名

當世流小栗判官正清(とうりゅうおぐりはんがんまさきよ)
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題材設定の趣旨

馬年にちなみ、馬の出でくる物語を探した結果、小栗判官となった。小栗判官は、江戸初期には説教節やお伽草子等で全国的に親しまれた説話で、人気の狂言だった魅力にスポットをあて山車題名に選定した。
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主役

小栗判官正清 (おぐりはんがんまさきよ)
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山車概要(場面説明)

小栗と照手姫が諸国を流浪しすれ違い、大変な辛苦の末に、熊野権現の霊験によりようやく結ばれるという物語。山車は、市川猿之助が昭和58年7月に初演した物語より取材し三場面を表現した。右下段は、小栗が横山大膳に荒馬の碁盤乗りの難題をふっかけられるが、見事乗りこなす場面。左下段は、小栗の旧臣浪七が自らの命を竜神竜女に捧げ、さらわれた照手姫が戻ってくるという奇蹟が起こる場面。中央上段には、熊野権現の法力により小栗の病が治り、照手姫と共に白馬に乗り常陸の国を目指し飛んでいく場面。
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見返しの場面

昨年の出し物「本地弁財天」を中心に、六福神が八戸の特産物を手に持ち新幹線開業を祝い遊んでいる場面。
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製作における力点

人形一体一体をこれまでの人形より一回り大きくして数を減らし、動作をよく見えるようにした。また馬の動きも細部までこだわり、躍動感あふれるように製作した。
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